コーヒーはなくてはならない貴重な物

コーヒーをどう楽しむかは人それぞれの味覚にかかっていると思います。ある場所でいつも朝に飲んでいる人もいます。私もそのひと時が好きで、働きに行く前にいつも寄っていました。早く起きて気持ちの準備をしてそれから仕事をする事にしていたのです。気持ちに余裕がなかったら、いい仕事ができないと思っていました。入る時間はほぼ同じでしたので、見慣れた人が同じ席に座っているのを知っています。出来たら外が見える席がよかったので、そこが指定席でした。香はそれなりに味わい深いと思いました。もし美味しくなかったら通っていません。


厚切りのトーストとゆで卵がついており、イチゴジャムとマーガリンがありました。その二つをたっぷりトーストに塗って食べるのが好きだったのです。少し欲張りだとは思いましたが、三十分程のそのひと時が好きでした。必ずバッグに本を入れていたので、それを開く時もあります。朝のくつろぎが自分にとって大切だと思っていたのです。それで貴重な一日が始まります。朝起きて飲む物はインスタントをブラックで飲んでいました。それから何も食べないでその喫茶店に向かっていたのです。日常生活の中になじんでいましたので、それは欠かせない物でした。今でもその喫茶店の横を自転車で通る時がありますが、まだ営業しています。見たら入りたい気持ちになります。ある下町の喫茶店も昔は利用しました。そこは偶然に見つけた香り高い店だったのです。昔から親が凝っていたので、味にはなじんでいました。砂糖を入れて飲んでいましたが、途中からブラックにしました。その方が十分に味わえる事が分かったからです。まさかこんな場所に驚きの味のコーヒーがあるとは知りませんでした。


そこには一度だけ入ってそれから行った事はありませんが、前を通る度に入りたい衝動に駆られます。今まで飲んだ中では群を抜いた物がありました。それはマスターが味にこだわって丁寧に入れている証だと思います。入ったらゆったりした空気が流れて、とてもいい雰囲気だった事を思い出します。他にもちょっと高いですが美味しい所は知っています。ケーキとセットで頼むのが楽しみです。出来たら豆を買ってミルで引いて自分で入れたいと思っています。今はそんな余裕がないので、やっていませんが将来の密かな楽しみにしています。朝からゆったり入れて、自分の時間をくつろぎたいと思っています。私にとってなくてはならない至福の時です。